
同院では診療の効率化や医師の負担軽減などを目的に、まず初療医がすべての救急患者の初療を行い、専門的診断・治療が必要と判断した場合にはオンコールで各科の専門医を呼び出すという新たな救急診療体制を取り入れることを決定。その実現にあたっては、初療医と専門医をはじめ、スタッフ同士が24時間確実にコミュニケーションできる通信手段が不可欠であった。
通信手段の選定にあたっては、携帯電話やIP電話なども候補にあがった。しかし、携帯電話は電磁波による医療機器への影響が懸念され、コスト的にも問題があった。また、IP電話は救急医療の通信インフラとしての信頼性が十分でないと判断された。

医師全員のほか、一部の看護師、コメディカルスタッフ、事務職員、業務委託先のパートナー職員にPHSを配布し、院内連絡および公衆PHS経由の外線連絡に活用。救急診療においては、連絡を受けた専門医が1時間以内に駆けつけるというオンコール体制を実践する。ウィルコムのPHSは、こうした救急診療体制を支える重要な通信インフラとして機能している。通信コストの定額化についても期待どおりの効果が得られているという。
通信環境のさらなる利便性向上をめざし、ウィルコムのサービスエリア内であれば全国どこでも内線番号での発着信が可能となる「W-VPN」の導入も検討している。また、将来的には地域の病院や診療所にウィルコムのPHSを配布し、「1地域・1患者・1カルテ」の情報ネットワーク構築の一環として活用することも視野に入れている。 |
 |

「ウィルコムのPHSは低電磁波なので、患者さまのペースメーカーをはじめ院内で使われているさまざまな医療機器に影響を与えることなく、安心して利用できます」

「ポケットベルでの呼び出しのように折り返しの手間や時間的ロスが発生せず、どこでもすぐに通話ができるため、院内のコミュニケーションがスムーズに行えます」

「とくに救急医療の現場では、可能な限り通信には手間をかけないことが理想ですから、院内・院外を問わずに内線番号だけで発着信できるW-VPNには注目しています」 |